バツイチの俺が家政婦に恋をした

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丸山さんか…… 息子の面倒もよく見てくれて、料理も洗濯も掃除も、とても上手。 渡してあるお金も計画的に使ってくれている。 丸山さんが俺の妻になってくれたら…… 俺はいつの間にか、丸山さんのことを好きになっていた。 いや。いかんいかん。 家事は俺に対して好意でしてくれているのではない。 契約でしてくれているんだ。 俺は恋心を打ち消そうと試みた。 しかし、それは逆効果だった。 ますます、丸山さんへの思いを募らせてしまうこととなった。 感情を隠すことができていると思っていても、何かしらの態度で相手に伝わってしまっているのだろう。 丸山さんは、俺の好意に気づいているような気がする。 考えすぎだろうか…… でも……
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