バツイチの俺が家政婦に恋をした

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和哉は学校が終わると、児童会館ではなく、家に直帰した。 憧れのサッカー教室にも入れた。 宿題も見てもらえて嬉しそうだった。 以前は学用品に名前がないとか、図工の材料が足りないとか、そんな指摘を学校からされることも多かったが、家政婦が来てからは、学校からのお便りをちゃんと読んでくれているようで、持ち物の準備も万全だった。 和哉とうまくやっていけるのか、それが最大の関心事だったが、丸山さんと和哉はとてもいい関係を築けている。 それが何より嬉しかった。 和哉は、寝るときもずっと一緒にいてほしいなんて言って、丸山さんを困らせているくらいだ。 こんなにうまくいくのなら、家政婦、もっと早くに雇っておけばよかった。
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