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僕らは廃墟探検隊。今日は古びた洋館を探検しにきたんだ。
ところが、中に入って早々に閉じ込められてしまった。
僕らは洋館の中をあちこち回って、入口のドアを開ける方法を探した。
あちこち探し回った甲斐あって、僕らは入口のドアを開ける方法をやっと見つけた。
「よし、この集めたろうそくをこの燭台に立てて火をつけると、ドアが開く仕組みになってるって、このメモには書いてるよ」
「早速火をつけよう」
「間違えて火を消してしまわないようにね。マッチはこれ一本しかないから」
僕は燭台の横に置かれていたマッチの箱からマッチ棒を取り出し、火をつけた。
赤々と燃えている。
早速ろうそくにつけた。
一本、二本、三本、と。
ゆらゆらとゆらめく火。
ドアが大きく開いた。
「やったー!」
「開いたぞー!!」
僕は先にドアから出た。
しかしその時。
ザーッと雨が降ってきた。
バーン!
ドアが閉まった。
火は消えていた。
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