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スーパーマシンは口に内蔵されたスピーカーから合成された声を出した
「優秀なのは当たり前だ。もうお前は仕事をしなくていい」
私は翌日から漬け物工場の事務室で、何もせずにボーッとすごすようになった
スーパーマシンは工場の仕事の合間に事務室を訪れ、私が一日かかる事務処理を数秒で終わらせ、事務室から出る際に私に小さな嫌味を言った
「楽してるよな」
「お前、役に立たねえ」
嫌味は日に日にエスカレートしていった
「無能野郎が何してるんだ?邪魔だ」
「はあ?怒ってるのかよ?腕力で俺に勝てるとでも思ってるのか、バカめ」
一週間もすると事務処理以外にも、少しでも手が空いたら事務室に来て私を罵倒した
「何も出来ないバカでも怒る事は出来るのか?人間様は偉そうだな」
「お前が悪い。全部お前が悪い。カラスが黒いのもお前のせいだ。ほら言ってみろ、『カラスが黒いのは私が悪いのです』早く言えよ」
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