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3. 会社に入り20年が過ぎ製造の仕事から生産管理の仕事へ移り5年が過ぎ… 製造での仕事は与えられた事をこなしちょっとしたミスはあったが優しい先輩や仲間がフォローしてくれていた。 製造の仕事から生産管理の仕事に移ったのは製造の仕事が中国に移管された事で生産管理に異動となった。 生産管理の仕事では仲間とのコミュニケーションがうまく取れず仕事の覚えが遅い、いつのまにか職場で浮いた存在となっていた。 そんなんでパワハラ、セクハラは当たり前となっていた。 でも、生活のために我慢して勤めているのです… 今はもう慣れっこになっていてそれは家庭に於いても… 「貴方って何でそうなのよ?」 「グズで自分の意志が無くいつも私の言った事しか出来ない…」 「だから仕事が出来ないのよ!」 「どうして、こんなに給料が少ないの?」 存在感がなく妻に頭が上がらず常に小言を言われていた。 妻とは見合い結婚でこの時代見合いとは珍しい? 決して出会い系サイトとかマッチングアプリでは無いのです。 出会いは両親の紹介、母親の友達の親戚であり大手企業に勤めている事から妻は見合いを受入結婚したようだ? だから特に愛など恋など存在しない夫婦であり次第に営みはなくなっていた。 勿論、2人には子供は存在しない。 給料が少ない事からお遣いは毎月1万円、昼食代込みであり昼飯は家の残りご飯を塩でまぶし、おにぎりにして持参していた。 専業主婦である妻がお金を管理している、光熱費だの交際費などと言い生活費として捻出している。 しかし、自分の服などには金をかけブランド品を買い込んでいる。 そして、休みの日には友達と合うといい必ず出掛ける… それがかなり嬉しそうでウキウキしている… 多分、男でも出来たのでは無いかと? 今となれば夫婦でいる意味が無いのである。
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