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休みは一人公園で過ごす、家に閉じこもっていると不快な思いをするからだ…
不快な思いは妻が買い込んだ宅配品を受け取り少ない小遣いから支払い、妻は外出し間男のために金を使う?
そんなことで少ない小遣いを使うのはまっぴらごめんだ!
そして、唯一の趣味は天体観測だった。
「あ〜月が出たな?」
妻の外出は10時それから近くの公園に向かうそして20時ぐらいまで公園に居座り、月の観察をしている。
「満月だ…今日は9月24日だよなあ?」
時間は18時であった。
今は安物の双眼鏡を使い月を観察しているが少ない小遣いを貯めて月の表面を確認できる双眼鏡を購入したいと思っている。
そんな時…
「あの…」
「どうしましたか?」
見知らぬ女性から声をかけられた。
「毎週、この公園で月を観てるのですね?」
「あ、そうですねぇ…?」
その見知らぬ女性は小柄で目がクリクリしていてとても可愛らしかった。
「私も天体…特に月を観るのが好きでよくこの公園に来てるんですよ…」
「そうなんですか…」
見知らぬ女性である彼女は天体観察が趣味であり共通していた事でその後話が尽きなかった。
そして彼女も同じ様な境遇で人と争う事やコミュニケーションなどが苦手であると聴かされた。
その次の日曜日も彼女が現れた。
彼女の存在にいつしかときめいていた…
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