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2023.9.8
やっぱり久遠が心配で、休みをもらって病院に連れて行った。
体重は5.1kg。
また減ってる…
食べないならと、吐き気止めと食欲増進剤の飲み薬をもらい、体が熱かったので抗生剤と肝臓のサプリももらった。
家に帰って、吐き気止めを飲ませ、時間を空けて処方された薬を飲ませた。
元気がないのは相変わらずやけど、窓から外を見るのが好きな久遠は、本棚の上で、ずっと外を見てた。
先生から聞いた話や久遠の状態をネットで調べてたら、私が思った以上に久遠の状態が悪いかもしれないと思い至った。
酸素ハウスが要る。
酸素ハウスのレンタル業者に電話をしたが、なかなか繋がらなくて、だんだん焦ってくる反面、繋がらないということは、今は必要じゃないということで、久遠はそんな思うほど悪くないのかもしれない…と、また、現実を受け入れたくない自分が出てきた。
でも、久遠を見たら、明らかに弱ってて、【現実を見ろ!】と、自分に言い聞かせ、酸素ハウスのレンタル業者に電話をかけ続けた。
ようやく繋がったのは、夕方4時過ぎ。
受け渡しは5時までとパンフに書いてあったが、泣きながら機材を取りに行きたい旨を伝えると、5時過ぎても良いと言ってくれた。
手続きを済ませ、機材を受け取り、家に帰って、酸素ハウスを組み立てた。
タオルを敷いて、クッション、ご飯、お水をゲージの中に置き、久遠を入れた。
今はまだ、自分で引戸を開け、階段の乗り降りができ、椅子に飛び乗る元気があるため、ゲージの中ではそわそわ落ち着かず、すぐに出たがる久遠。
久遠を撫でようと、腕を入れるための丸い窓を開けたら、そこから出てきた。
いやいやいや。扉開けるの待とうよ。
結局この日は、ゲージの主不在のまま、酸素だけが送られていた。
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