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その頃、ライとリーチェはやっとの思いで中央広場まで辿り着いた。
何故か真ん中の通路だけあいており2人は
ラッキーと思いながらそのまま進んでいった。
「ちょっとあんた!
こんなど真ん中に座ってるなんて邪魔よ!
どきなさい!!」
リーチェが声をかけたその者は先程
シルクハットにコテンパにされた男だった。
周りの人は一瞬やばいと思い見ないふりを
したがライはその男に手を差し伸べる。
「大丈夫ですか?」
状況が全くわかってない2人、しかしその男は
ライの手を取り立ち上がろうとした瞬間。
「俺は今むしゃくしゃしてんだよー!!」
背負い投げの要領でライを飛ばそうとしたが
ピクリとも動かない。
(なんだ、、こいつ俺の能力使っても全く動かねー、
さっきのやつといい何なんだよこいつら!!)
ガタイのいい男は何もなかったかのように
2人を無視して歩いて行った。
「なんだったのかしらあいつら」
「あー、でも僕には能力使ってきてたよ?
効かなかったけど」
笑いながらライは言うがリーチェはライの
そばまできて頭を叩いた。
「ライ!!
能力の使い分け出来るのは知ってるけど
通う間は一つの能力に絞りなさい!いい!?」
「そこはわかってるよ。
"標的"になっちゃうもんね」
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