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「あーー!友哉〜。」
なんだ。そんなにさばさばしてないじゃないか。
「はぁ。なんだ。」
なんだか…。私たちと話すときの友哉さんとは違う。なんというか…。冷たい。でも、フラグはーー。あるのか?な?。
「なんか私、いつもと違くない?。」
沙優は『てへぺろ。』と舌を出した。
まぁ、かわいい。のかな。
「しらねぇ。んなもん、別のやつに聞けよ。俺はきょーみねぇ。」
口、わるいな。なんだかとても嫌そうだ。
これはーーー沙優、だめかもしんない。
「正解は、髪の毛をおろしてるーでしたっ!そんぐらいわかってよね。」
これはないだろ。さすがに…。ちょっと。ぶりっ子すぎる。これじゃあ友哉の嫌いなタイプではないか。
「たっく。きもちわりぃな。いっつも。こっちこないでくんない?。」
逆効果だ。もうーーー。私はダメだと思う。完全に沙優はーーー。友哉に嫌われた。
友哉はスタスタと歩き去っていった。
「ーーーー。蒼。ほら。友哉はツンデレなの。ぜっったい私のとりこよ。ふふふ。」
いやーーー。逆でしょ。縁を切りたいけど友達が沙優しかいないので切れない。悲しい。友達のつくりかたがわからない。唯一話しかけてくれたのが沙優だったからーーー。恩人だから一緒にいるけど。いつどうなるかは分からない。
「ーーー。うん。そうかもね。」
一応うなずいておいた。
「『そうかもね。』じゃなくて、『そうだね。』でしょ〜。」
ーーー。はぁ。
「うん。ごめん。そうだね。」
そうだね。いや、ちっともそうじゃない。でもーーー。わたしはーーー。
「じゃ、今日の宿題お願いね〜。」
いつも私は沙優の宿題をしている。
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