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「蒼、私はボブにしようか迷ってたんだけど、友哉はロングがタイプなら、伸ばそっかな。あと、明るい子だっけ??。ふふふ。結は薄暗くて私からしたら隠キャだし、私より劣るわね。勝ったわ。結は友哉のことが好きっていう噂があるけど、私よりも魅力がないから、やっぱり友哉は私の事が好きな筈よ。」
蒼は後悔していた。ただ1人の親友がこんなに嫌なやつだってことに気づきたくなかった。
「あー。いいんじゃない?。沙優、ロングでも…。ま、まぁ似合うし。」
本当のところ微妙だった。沙優は顔が…面長だ。ネットでも沙優の為に調べてみたけど…。やっぱりあまり似合わない。髪型よりも自分に合ったヘアスタイルと性格じゃないか。
と、思ったけど嫌な予感がして言うのをやめた。ただ1人の親友に縁を切られたら最悪だ。
「あー。あと、ギャップねぇ。うーん。あ、可愛いのにサバサバしてたりとか?。」
それは…。正直…。どうだろう。
「うーん。微妙かなぁ。」
「うるさい!。これでいーの。友哉のことは私がよくわかってんだから。」
それはどうかと思う。結のほうが友哉と昔から一緒にいるし、友達も多いし。
「ーーー。ま、いいのかな?。」
「蒼。これから友哉のところに行くから、みてなさい。きっと私のとりこになるわ。」
蒼は冷や汗をだしながら沙優について行った。喉が乾燥してままならなかった。
沙優は自分をかわいいとでも思っているのか。
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