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「よっしゃ!俺一位!」
「くそー、よっちゃん早すぎ!」
「としくんも、よっちゃんも早いよ!」
と言いながら次々ゴールしていった
「全くあいつ遅いなー、ビビリだし走るのも
遅い」
そう言いながら丘の上から最後尾の子を見て
距離を確認した後、暇つぶしに桜の木下の石
に近いた、石は木で出来たほとんど壊れてい
る祠の中で倒れていた。
「これ、どうして木の家?の中に石入れてるん
だ?」
「さあ?何のためだろうね?」
「誰かが作ったのかな?自然にはならないよ
ね」
「おい、なんか光ってるぞ石の下」
と言い、よっちゃんが石の下の土を除けると
中から白い石のような物が入った瓶を見つけ
た
「これなんだろう?石ではないよな、透明だ
し」
「中に白い石は入ってるけどね、何だろうこ
れ?」
そう言って瓶をみんなで見ていると、最後尾
の子がゴールした、疲れてその場に座ってし
まった子に、「ほら」と言って瓶をよっちゃ
んが投げてこう言った
「それ持ってると呪われるんだってー」
「え、、呪い、、はぁ、、はぁ、、なに、、
それ?」
「なんか、怖いものが夜に会いにくるってお
母さんが言ってた」
「え、どうしたら、、いいの、、?、、
はぁ、、はぁ、、」
「そんなの知らないよ、ヤバい一緒にいたら
怖いのが出てくるぞ! 逃げろ!!」
そう、よっちゃんが言うと皆んな悲鳴を上げ
て逃げて行った、1人になったその子はどうし
たらいいか分からず怖くなって、瓶を置いて
家に向かって急いで走った。
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