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酔ったふりがこれで正しいのかもよく分からない。姉上からの手紙には、甘えて甘えて甘えまくれ!と書いてあったのだ。
でも、太もも横に感じる熱が存在を主張しはじめている。それに勇気をもらっておれは次の行動に出た。
「あついなぁ」
「わ、こら。ジューノ!」
ぐぬぬ、怒り方が子ども向けだ……と思いながらも、寝間着をポイポイっと脱いだ。脱ぎ方に色気がないのはご愛嬌だ。
「なっ!なんてことだ……!」
あっという間に下穿き一枚になると、マウォルス様は天を仰ぎ片手で目を覆ってしまった。それでも、手の下からチラチラとおれの方を見ているのがわかる。主に下半身を。
……気になるのも当然だろう。いまおれが身に着けているのはいつものぶかっとした綿の下穿きではなく、白く輝く絹で作られた小さな下穿きだ。それは可憐におれの腰元を覆い、両サイドは細いリボンで結ばれている。
姉上はなんてものを送ってきたんだろうか……しかも手作りである。温泉に訪れる貴族女性からの情報収集の賜物らしい。
「ね、マウォルスさま。ここ……おっきくなってる」
おれは片手でマウォルス様の半身を服の上からなぞりながら甘い声で指摘し、膝から下りた。そしてソファの前でぺたんと座り、マウォルス様の服から膨らんだペニスを取り出した。
「わ、おっきー……」
「じゅ、ジューノ!そんな……そんなことしなくていい!」
こうやって間近で見るのは初めてだ。支えるように手で持って見つめると、ぐんと硬さが増した。マウォルス様の肌よりちょっと濃い色をした陰茎は、赤く膨張し脈打っている。凶器のような荒々しさを感じるものの、いつもこれがおれの中に……と想像するだけでお腹の奥がキュンと疼いた。
マウォルス様は大慌てで声を上げたが、おれの肩に置いた手には力が入っていない。
おれは絹の下穿きと一緒に送られてきた指南書に書かれていたことを思い出し、顔を寄せてぺろりと舐めた。全体に唾液をまぶすように満遍なく舐めあげると、「くっ……」と絞り出たような声が上から振ってくる。
思わず顔を見上げると、いつも穏やかな目がギラギラと情欲を宿しおれを見つめている。その強い視線に身体が焼かれたように熱くなった。おれは膝立ちになり、マウォルス様と目を合わせたままペニスをゆっくりと、口の中へと迎え入れた。
「んっ……」
「ま……まて……!」
つるりとしたそれは、まだ大きくなるの?というくらい成長して、全く口に収まりきらない。指南書どおりに全体を口で扱くのは無理そうだから、下半分は手を使おう。おれは考えながら両手で欲望の幹を握り、限界まで飲み込む。亀頭が上顎に当たってずるりと動くと、苦しさと快感に涙が滲んだ。
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