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余韻にぼうっとしながらも、収まらない熱に身体が煮えたぎり、おれは自分で濡れはじめた後ろに手を伸ばした。
しかしその手はおれに覆いかぶさっていたマウォルス様に遮られ、代わりに彼の指が抵抗する間もなくぬる、っと入ってきた。節くれ立った長い指は、自分の指と全然違う。
その指にぐるりと中を掻き回されると、痺れるような快感が腰に溜まった。
「ふぁっ、ぁ〜〜っ。んぅ、あ。きもちい……ねぇ、マウォルスさま、もっと……」
もっともっとと強請ればすかさず指が増やされ、おれの良いところを刺激してくれる。それに絶えず喘ぎで応え、銀色の髪を振り乱しながら、おれは今さらながら目の前のオスの存在に気づいた。
これは、この人は……おれを満たせる雄だ。起き上がって無意識にマウォルス様の股座に顔を寄せた。そこは服越しにもわかるほど膨らんでいて、おれに存在を主張している。
どうしていままで気づかなかったんだろう?オメガを喜ばすことのできるアルファが、目の前にいるじゃないか。
意識して初めて、アルファのフェロモンを濃厚に感じた。こんな……こんな抗いようのない感覚、はじめてだ。
「ね……これ、ちょーだい?」
「――!……あぁ」
おれがもたもたとマウォルス様の服を脱がそうとしていると、彼は自分で下履きごと脱ぎ捨てた。
わ、すごい。マウォルス様のペニスはおれのと全然違って、天を向いた様子は迫力のある佇まいだ。金色の陰毛までもが額縁のようで神々しい。他人のってみんなこうなってんの?それともアルファだから?マウォルス様だから?……そんなことどうでもいいか。早くこれが欲しい。
「すごい。おっき……あ、んっ」
「ジューノ、挿れるぞ」
とろとろになった蕾に熱い屹立がピチュ、とキスをする。それは間髪入れずにおれの中へと侵入してきた。
大きく広げられた脚の間にめりめりと大きすぎる質量が押し込まれ、腰がズンと重くなる。今まで行商からこっそり買った唯一の張り型で自身を慰めてきたけど、これはまったく違った。
火傷しそうな熱さもそうだし、表面の柔らかさも違う。とにかく大きい。それでもオメガの身体は柔軟にアルファの欲望を受け入れ、快感を拾った。
中の襞を擦り上げて進んでいく逸物は、ごりごりと前立腺を押しつぶし未開の地点にまで到達した。
「あ、ぁ、あ……くぅっ、くるし……そんな奥まで、こわいよ」
「まだ行けるだろう?」
「待って、あっ。あ〜〜〜!おく、すごぃ……んっ」
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