好みの味

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いつも敬語の店長の口調は崩れていて、本当に急がなければならないと思わせられる。 さっきの緊張感が嘘のように女性が明るい声で返事をして準備に戻っていった。 私は疑問に思いながらも自分の準備を進めていった。 ──開店準備を終わらせる。 少し女性のことが気になるが、いずれ向こうから話を切り出してくるだろう。私はそう思ってあまり気にしないことに決めた 今日も忙しくなる。そう思ってお店のドアにOPENと書かれた看板を掛けた。
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