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幸せな余韻の心地よさ
一瞬にして静寂が部屋を支配する。
音が何も聞こえず、私は目を閉じ椅子に持たれながら顔を上に向ける。
音が消えた部屋で唯一、心臓の音だけが存在を訴えていた。
──椅子から立ち上がり、その音で静寂な世界にヒビが入っていくのを感じながらその場で静かにガッツポーズをする。呼吸が荒くなっていき少しずつ無音を崩れていく。
「......ヨシッ!」
何度も何度も両手を小刻みに小さくガッツポーズをしたあと、拳をまっすぐ上に伸ばし顔を上に向けて大きく息を吸った。
「──終わったーーー!!!」
私は達成感というハンマーで静寂な空気をぶち破った。
肩や腰やら全身のいたるところから力が抜けていき、ようやくすべてが終わったことを身体が理解したようだった。
リラックスすると空腹感をより感じて私は空腹を訴えるお腹のために冷蔵庫のプリンを求めて軽い足取りで向かっていった。
肩の荷が下りた私は軽やかに使い捨てスプーンを手にとり、騒音問題にならないようにと意識しながらスキップしながら冷蔵庫の前まで舞い向かう。
まるで蝶が花の周りを踊り飛ぶように腕を柔軟に曲げ伸ばして冷蔵庫の扉を開けてお目当てのプリンを取り出した。
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