雨の日にとある大きなモノを拾いまして

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仕事に行ったら皆滅茶苦茶心配してくれた。変な触手に犯され続けてそのあとはグランとなんて口が裂けても言えるわけが無い。 家に帰ってからグランと夕食を食べてからグランとリビングのソファに座る。チラとグランを見ればこちらを見ていて目があいドキドキしてしまう。 「あ、そういえば…」 俺が聞きたかったことを聞けば、どうやらグランはいつの間にか元の世界に居たらしい。そこでセレーナ様と再会し、セレーナ様は見知らぬ王子と結婚して子供も出来ていたらしい。 そして騎士団長も辞任してきてこちらの世界に帰る方法を探してくれていて、俺があの時呼んだから戻ってきて俺の姿を見て絶句したらしい。 どうやら異世界と時空が繋がって的な話をされたけれど、現実味がない…いや、あれに犯されてた事実は消えないわけで… 「美咲」 「な、何?」 「愛してる」 「…ふぇ?」 唐突な告白に驚いてしまったが、俺は答えは決まってて… 「俺も…愛してる…」 俺が答えれば抱きしめられ唇が重ねられた。でもこのままグランがこの世界で暮らすのは問題しかない気が… それでも一緒に居たくて俺はグランの首に手を回す。グランも俺の腰に手を回してくれて、俺達はこのまま一緒に生きていくと決めた。でもグラン仕事とか…出来るのかな…?
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