プロローグ

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プロローグ

「よろしくお願いします。名前は」 「名乗らずに良い」 「え」 軍服の彼は、私に背を向けた。 「どうせすぐ辞めるのだ……覚えるつもりはない」 冷たく笑う背中は、泣いているように見えていた。
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