第一章 狼屋敷
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第一章 狼屋敷
み
空
(
そら
)
行く 月の光に ただ
一目相見
(
ひとめあいみ
)
し人の
夢
(
いぬ
)
にし見ゆる ……空を渡る月の光の下 一目だけ見えたあの方が夢にまででくるのです…… 作者
安都扉娘子
(
あのとびらのをとめ
)
「万葉集」より
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