藤白 圭さん ①エブリスタについて

1/1
118人が本棚に入れています
本棚に追加
/59ページ

藤白 圭さん ①エブリスタについて

すでに前書きから好評を頂いている今回の対談! さて、本日から藤白 圭さんにお話を聞いていきたいと思います。 無論ご存知の方も多いと思いますが、藤白 圭さんは児童向けホラーという独自の世界で活躍されているプロの作家さんで、最近では「意味が分かると怖いQ&A」などの著作があります。 大抵のweb作家が念願の書籍化・コミカライズ化を果たしても一作だけで露と消えていく中、ご自身のブランドを確立して活動されている稀有なお方と言ってもいいでしょう。 今回はそんな秘密の一端と、これから書籍化やコミカライズを目指そうという方へ向けてアツいメッセージをお届けしたいと思います。 ――名古屋市内某所、某日・某時間。 「本日はお忙しい中、無理を言って時間を作って頂き本当にありがとうございます」 「じぇんじぇんもーまんたい。今日はたまたま名古屋だったしね」  ※大御所なんですが、凄い気さくな方でびっくりしました。 「お住まいは豊橋ですよね? 何か関西の空気感があるんですが」 「いやいや、生まれは愛知県。何故か幼稚園の頃から『関西出身?』って聞かれるんよ」 「全国を出張されているとXでよく拝見しますけど」 「んー、仕事の関係で全国飛び回ってるんだ。あんま、家にはいないかも。月の半分いるかいないかっていう感じだよー」 「私がエブリスタに居着き始めた頃にはすでに藤白さんはビッグネームで、単独インタビュー企画があったりした記憶ですが」 「え? ほんと? 2015年から始めたんだよー。追っかけていた作家さんが2人、『今後はエブリスタでしか書かない』宣言したもんだから、それで登録したんだよね。その頃は別の名義を使って、ちょうどスマホ大賞もやっていたから、初めて作品を書いてみたんだけど……二次で落ちて半年で辞めちゃった」 「え? そうなんですか」 「元々読み専だったし。で、落ちたことをキッカケに修行としてTwitter(現X)で『短ホラ』を毎日続けようと思って始めたんだ」 「短ホラ、いつも読んでますけどアレ凄いですね。何しろ毎日ですから」 「そうだねぇ。2015年から毎日欠かさずやってる。アレはライフワークで、止めちゃいけないと自分で思っているから。で、そうこうしているうちに仲間うちから『戻ってこい』とエブリスタに呼び戻されて。そんで『快紗瑠』として再び登録したんですよ」 「戦績とかはどうだったんです?」 「毛根は準大賞2回もらえたよー! で、それとは別に漫画原作の賞に応募したらそれが入賞してコミカライズしてもらえたんだ(※ここまでが快紗瑠名義。単著をだすことになって、藤白圭に名前を変更されたそうです)」 「なるほど、そうなんですか。その辺りから頭角を現し始めたわけなんですね」 「潜水艦さんは5分シリーズに掲載あるよね?」 「……お陰様で(^^;) 1つは大賞作で、もうひとつは佳作でしたが。縁あって」 「そうなんだよね。5分シリーズは大賞だから選ばれるとは限らない。わしは『大賞3回』の作家さんを2人(※ここ最近の方ではありません)知っているけど、2人とも3作すべて掲載されないし。運もあるよねー」 「ええ! それが運が悪い。それと大賞3回はほとんどいないと思ってましたが」 「以前はそこそこいたというか、たぶん、二人のうちどちらかが、歴代初の大賞三回受賞者だったはず」 「そうでしたか。どっちかというと最近は無名で有力な方がポンと出る感じを受けますけどね」 「あーそうかも」 「妄想コンは不遇なジャンルってありますよね。コメディとか」 「昔はハチャメチャなコメディが準大賞を獲ったことあるよ。びっくり!」 「あと、BL分野も不遇で、どうも私が最初の大賞らしくて。自分も『これはBLだから賞金枠はないだろう』と思っていたのでびっくりです」 「妄想コンは5分シリーズのネタを探す目的もあるし、ターゲット層に合う合わないはあるかもねー。(BL分野も)今は『涼しくていい』からって高校生のスカート男子とかいるし(足のお手入れは大変らしい)、ジェンダーの問題も昔とは意識が違うからかなぁ」 「5分シリーズは小学校・中学校くらいの女子がメインと聞いたことが。だからR18指定作品は選出されにくいと」 「あー、R18だと流石に小学生相手にできないからね!」 「エブリスタはペコメやレビューが多く入る文化があるのが嬉しいんですよ」 「ああーそれは分かるぅー。ほんと、短ホラとかでもそうだけどリポスト(反応)があるからこそできるからねぇ。というか、潜水艦さんは長編派のイメージだったけど、最近は短編しか書いてなくない?」 「ギクリ(^^;) ご存知とは思いませんでした。その通りです。西遊記の話(斉なりし日に)を書いたときに『引き出しを開けすぎた感』があって、ちょっと休んでます」 「一応、フォロワーさんの状況はチェックしてるよー!」 ……だ、そうです。 皆さん、藤白先生は何処であなたの作品を読んでいるか分かりません。 ホラ、今あなたのその作品に―― ということで、次回は藤白 圭さんの原点とも言えるホラーの話です。 凄い話もあったので、アレすぎる部分は自主規制を入れるかも知れません。悪しからずご了承くださいませ。。。。
/59ページ

最初のコメントを投稿しよう!