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トコダトコさん 『ここまでの教訓を踏まえて』
トコダトコさん編、ここまでお話をさせて貰って『あーいい話だったぁ』で終わったのでは家のお風呂とさして変わりません。何かしら勉強の成果を披露したいかと欲が出まして。
※ちょうどこの頃、私は北海道旅行の途中でホテルに戻った後や船中で時間があったんですね。そこで、札幌を仮想的な舞台として妄想コン『夫婦』を書きかけていたんです。
普段、私は未完成の作品を他人にお見せすることは(恥ずかしくて)しないんですが、青のキカさんから「めっちゃアドバイスもらう」と聞いて「そうか、その手があるか」と思い、こう尋ねてみました。
🛶「ところで、お忙しい思いますが『読書』の時間あります? 未公開作品なんですが。一度、ご意見を頂きたく」
🎸「ありまっす多分!」
🛶「では、送ります! タイトルは『夫婦の時鳥』(※後に『雪征きて、いずれ夫婦の時鳥』に改題)です!」
※初稿版をDMしました。
🛶「実はいくつか気になっている点があります。まず、(主人公の妹の)里津の名前がもうひとつ。正岡子規の妹が『りつ』という名前なので、何とかりつの読みを残して現代風にしたい。それから、里津の心の動きや言動に不自然さはないか。また言葉遣いに古さはないか」
🛶「というか、心中ものでここまでライトにして読者がついてきてくれるだろうかという心配があります。何かふざけている感とかないかとか」
🛶「あとは、潜水艦が超苦手とする描写と比喩ですね。無意識に抜くんですよ。なので『ここは描写やろ!』とか、『ここの比喩、下手くそか!』という点について、ビシバシ優しく指摘して頂けると嬉しいです!」
🎸「まず、一周目読ませていただきました。めっちゃ良かった!」
🛶「あざーす!!」
🎸「んー。好きですね。陰に残る部分の濃さがあって、ドラマな部分が躙り寄る感じは読み応えありました。とってもいい作品やと思います。てゆーか私はとやかく言うような人間やないとは思うんですがいいんですかwwz」
🛶「是非是非!」
🎸「名前については「りつ」の不自然さは私は感じませんでしたが、漢字のイメージが現代風でないということなら、私なら、という立場で言うと「り」は凛や璃の字を使うかもしんないです。「つ」は、んー……難しいですが、紬や都を使う、かなあ?」
🛶「凜都か凜紬……紬、いいですね。《つむぐ》につながるし」
🎸「妹の言葉遣いに関しては、全く問題ないと思います。てゆーかめっちゃ可愛いw 潜さんの中にちっちゃい女子飼ってるんじゃないかと思いましたw」
🛶「おっと! 私の中にJKがいたとは!新発見w」
🎸「個人的に「紬」って字が好きなんですw ライトなシーンとのコントラストは抜群にバランス良いと思いました。そこはとっても味のある場面で、個人的には修正して欲しくないなあw あとは比喩・描写かー。ちなみにサイズ的にはこれで何文字くらいになりそうですか?」
🛶「現在、7980くらいですね。まあ、その辺りはバランスをとれると思います」
🎸「本当に強いて言うなら、ですが、おそらく「……後始末は大変だった」から改ページされるのだと思いますが、その最終ページにあと少しだけ描写のある表現があれば気持ち良いかなって思いました」
🛶「改ページはしないのですが、余白入れた方が余韻出ますね。それと確かに、ラストに字数が足りてないですね。それはとても鋭いです!」
🎸「いやあ、なんとゆうか。えーと。すんませんw←」
🛶「私の悪いクセなんですよ、字数が足らなくてラストが尻切れになるという🤣」
🎸「自分の読後感とゆうか、気持ちよさの話ではありますがw 例えば正岡子規がその描写に絡まってると、私は悶絶しますねw」
🛶「ぐおおお! 難題キター! そういうの、大好きです!!」
🎸「いや、絡めなくてもいいんですけどもwww いや私も正岡子規のエピなんて知らないんですがw 例えば何ですかね、正岡子規って。漱石、野球、風板、結核、弟子、横顔写真……知識はそんくらいしか無いんですがw」
🛶「結核はつかえるネタですね。とりま、字数を節約してスペースを作り、ラストを増やしたいと思います!」
🎸「てゆーかすんません、私みたいなんが偉そうに←」
🛶「いえいえ! 流石のご指摘、感謝です。特に凜紬のアドバイスはとてもありがたいです! これでかなり前進すると思います」
※修正版をDMしました。
🛶「こんな感じでどうでしょう? 睡眠時間7時間というほぼ徹夜で、ラストを直してみました!」
🎸「めっちゃいい! 凄いぞくぞくしましま! これは名作やと思います。ラストいいですね!」
🛶「あざーす! トコダ御墨付きということで、大船にのった気分です! エンダァァ〜イヤァァ〜♪←大船(意味深)」
ということで、トコダトコさんのお力とお知恵をお借りし、キカさん流の拘りやお題の捉え方を参考にし、NEURALOVERLAPさんからお聞きした世界観の話から『俳句ベースの世界』という発想を得て完成したのが、先日公開した『雪征きて、いずれ夫婦の時鳥』です。
ちなみに結果は見事に箸棒でしたが🤣
やはり妹兄は道徳的には問題があったか。
実は会社の同僚に本作『時鳥』のモデルがいます。
彼もまた、ある日突然に脳腫瘍で死ぬかも知れないという状況を抱きながら仕事を続けています。開頭手術も何回かしています。
そうして常に己の生命の限界を見つめながら自分に何ができるのか、生きているうちに何処まで可能なのかを探求する人生の開拓者で、生きることに妥協しないその姿には人の心を打つものがあります。
ちょっとしんみりしましたが次回、第一部の編集後記です!
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