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トコダトコさん第二部 書き手・トコダトコの始まり
🚤「今回は、ずっと読み専だったと思うトコさんが『ひとつ書いてやろうやないけ』と思った切っ掛けって何だったんでしょうか。また、何か作品を介して伝えたかったメッセージとかあれば。まずはその辺りから始めたいと思います」
🎸「まず先に、私の「書き手」としてのお話に需要があるのだろうか……っていうのに不安と焦りがあるのですが、いいんでしょか? 場違い感半端無いので、とりまサラっとだけ触れていただく感じで!w」
🎸「元々自分で執筆するなんてカケラも思ってなかったんですが、実は自分で描いたろうじゃねえか!って思ったきっかけも、web小説の読書にハマってから変わっていない『この作家さんのこの小説、もっと読まれて欲しい!』っていうマインドが働いたからなんです」
🎸「処女作と言っていいのかわかんないですけど、『Cafe & Bar 短編堂』は、『エブリスタを盛り上げたいエブリスタの名作短編小説を多くの人に知って欲しい。沢山レビューを書いてきた私だからこそできる方法で、そんな短編小説を紹介したい』そんな想いで書き始めた小説でした」
🎸「この作品は、所謂『ストーリー イン ストーリー』の形を採っている連作ビブリオ小説で、作中では池田 春哉さんと七澤 アトリさんの二つの名作短編を題材に、その短編小説に触れたBARでの女性とバーテンのお話になってるんです」
🎸「たまたま当時『ビブリア古書堂の事件手帖』を読んでいたのもあり、そんな構成を思い付きました」
🎸「また、これは初めて明かすのですが、BARという設定は、母親が好きな脚本家で小説家、劇作家の野沢尚さんという方の舞台作品「ふたたびの恋」という演劇のDVDを観た事があり、それからちょっとBARというものに憧れを持ってるからなんです」
🎸「短編堂を描き始めたのは高校生ですから、酒も飲まないのにこんなの描いていいのかな、とは思いましたが、知らない味を調べながら妄想して執筆するのも凄く楽しかったですw」
🎸「予想してたよりも結構沢山の方が読んでくださり、池田さんやアトリさんにも喜んでいただけて、うん、めちゃめちゃ気持ちよかったですねw」
🎸「そして、運命的なきっかけがその後ありました。とあるツイキャスの配信で、濱口屋英明さんが創作に関するワークショップを開催されたんです。もうそれが目から鱗の内容でして、それにならって小説を描くのがめちゃめちゃ楽しかったんですよね。もうスラスラーってw」
🚢「濱口屋さんのやっているX大喜利はいつもキレてますからね。よくもまぁそういう発想がでてくるものだと感心します。以前にあった仮面ライダーV3がたそがれている画像に『1号か2号に行かせればええやん』と回答したのを観たときはリアルでお茶吹き出しそうでした」
🎸「ちょっと『仮面ライダー』でツボってしまいましたw やはり自分が書き手とそんなに思ってないので、発想力は乏しいですから、こういうワークはとても為になりましたね。作家性を持たない分、読書量の多い人間ですから、私が世界を持てる書き手と思っていただけるなら確実に私が読んできたエブリスタ作家さん達の影響が大きいと思います。」
🎸「その期間の読書量には自信を持っていましたが、書く方の技術っていうのはやっぱり別物で、でもそのワークショップの切り口っていうのがもう分かりやすくてハマってしまいました。それがきっかけで出来たのが、『イジンサン、アルデンテ』という短い作品でした。
今もあまりコンテストに欲は少ないのですが、この二作もやはりそういう心持ちで描いた小説でしたから、とりあえずやってみたい!が先行した結果、今もたまに描くっていう書き手マインドが生まれた気がします。
🚤「イジンサン アルデンテは私も拝読しました。
ワークショップがどうようなものであったのかは存じませんが、後のトコダ作品に通じる流れを感じる作品だと思います」
次回、イジンサン アルデンテを書いたきっかけについて。
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