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トコダトコさん第二部 奇跡の5秒前③
🛳「杵島さんは声優さん絡みでもとからコネクションがあったんですか? 凄いルートだと思うんですが」
🎸「チャンネルを作った立ち上げ時のメンバーで企画した「声優オーディション」がきっかけと聞いています。そこからチャンネルの興味を持たれた方や、様々な縁で広がっていったルートでしょうか」
🛳「ははぁ、最初はそういう形だったんですね。なるほど、声優さんはいちから探したと。それは大変でしたね」
🎸「YouTubeほか複数のメディアで「ボイスドラマ」等を製作する企画者の文化は元々あったので、我々の認知はされやすかったのだと思います」
🛳「ボイスドラマの世界そのものは割と歴史があったと」
🎸「ただ、『奇跡の5秒前』は殆どの企画が『小説朗読』をメインにしてますので、他の企画者のボイスドラマ等とは一線を画しており、そこで差別化が出来ていると思います」
🛳「他のチャンネルでは専用脚本がある?」
🎸「他の企画者さんはどちらかというと声優畑やシナリオ作家さんがプロデュースされる事が多いのに対し、我々「奇跡の5秒前」は小説界隈の人間が運営していますので、基本的には殆どの場合小説を改変することなくそのまま台本にしているので、原作小説を「耳読書」するという体験ができるのですっ!」
🎸(少しだけ補足すると、三人称は朗読に向かないので一人称にしてもらう等の修正はたまにしてもらう事はあります。)
🛳「耳読書の意味がやっと分かりました。確かに原作を読んでも別作品みたいな印象は受けないですからね。原作をそのまま活かすというのは、原作者としては大変有りがたいことです。原稿は基本的に書き言葉ですから、ときには読み難いだろうなぁと思うところも、かなり工夫されていると感じます」
🎸「ウチは絶対に「改悪」はしてない自信がありますので、そこら辺は書き手さん達にはご安心いただいて原作をお預けいただけるんじゃないかと思いますw」
🎸「あと、本当に稀にお願いする「三人称を一人称にして欲しい」というお願いに何故ですか?と質問をいただく事がありますが、これは耳読書の性質上三人称は地の文にナレーターを置かなければなるんですよね。これって、声で聞く物語にはあまり良くなくってストーリーへの没入感が削がれてしまいがちなんです。勿論「絶対」ではありませんが」
🛳「確かに一人称の没入感はありますね。長編の場合だとまた少し話が変わるかもですが」
🎸「なので、もし我々のチャンネルで朗読動画にして欲しい書き手さんは、是非短編を一人称で書いたものを推していただきたいですねーw」
🛳「さて質問に戻りますが、スコッパーが発掘した作品が実際の動画に至るまでの流れってどうなっているんでしょうか? 察するにかなり複雑な手順とかありそうなのですが」
🎸「ですねー。結構手順あるんです。箇条書きだと、
作品スコップ
企画案作成
朗読動画化決定
原作者様との打ち合わせ
原作テキストのご提供依頼
テキスト受領と内容確認(修正が必要か否か)
台本化
台本初稿の確認
原作者様に台本の確認依頼、要望聴き取り
(場合によって台本第二稿作成)
声優の選定(オーディションの場合もあり)
声優へ依頼(台本のお渡し)
声優からの音源受領
音質確認と整音、台詞の抜け確認
背景画像、効果音、BGM、エンディング曲の選定
編集作業
サムネ作成
動画の最終チェック
YouTubeアップロード(配信予約)
原作者様へ完成の連絡
公式X(旧Twitter)の予告ポスト予約投稿
公開ポスト予約投稿
公開(配信)
大まかにはこんな感じです。これを週に1〜2回、定期的に基本は二人でこなしていますw」
🛳「これは大変すぎる!」
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