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不幸ヤンキー、”狼”が現れる。《後編》
「か…かたい…？」
「うん…硬いでしょ？」
余裕の無い微笑みで自身が硬いことを確認させ、そして大きくなっている様の哉太の変態さに幸は驚きと共に顔を紅潮させた。そしてまた頭をフリーズさせている幸に構わず興奮している哉太は、幸のズボンと下着をすぐさま脱がしては…幸自身に触れる。
我慢汁で濡れたこれまたピンク色の可愛らしい幸自身を哉太はうっとりとした様子で眺めた。そんな幸は恥ずかしさのあまり顔を背けて手で隠そうとするが…彼は許さない。幸自身を緩急つけて上下に扱いては息を切らすのだ。
―だがそれはされている側の方がもっと辛そうに…だが快楽という欲に充てられて甘美な声を出してしまう。
「はぁっう…あぅぅっ…！」
「あは。かわいいね～、幸？」
―――ジュポッ…ジュポッ…ジュポッ！
「そこぉ……イジんない…でぇっ？」
涙が溢れては懇願をする幸に哉太はさらに興奮してしまう。そして余裕があるように思わせる為に、わざと幸へ軽いキスを送った。
―――チュッ。
「…う、ひぃぁ？」
「なにその可愛い反応。…すんごい興奮するから早く幸をイカせないと…俺が持たない…よ」
「やだぁ…、哉太さんと…イキたいの…にぃ？」
幸が涙目で訴え掛けられた。その可愛さに哉太は余裕が無くなり、さらに幸自身を絞るように強く扱うのだ。この狼は見栄っ張りなのだろうか？
―――ぬぷぅ…ヌプゥ…ぬちゅっ！！！
「やぁっ……もう…｜イク！！！」
―――ジュップゥ…。
幸が甲高い声と共に達してしまったようだ。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
ぐったりとして息を切らす幸ではあるが今度は尻を撫でられた。何かと思いながら混濁する頭を起こして下を見ると…淫らな自身の精液で濡れた哉太の指を幸の後孔に侵入させている光景であった。
「な…なにやって―」
「え～、俺も気持ちよくなる為の…準備」
幸の中を探りながらピンポイントで良いところらしきものが分かった途端、哉太はそこを一気に攻めていくのだ。攻められては幸が黙っているはずなど無いのに。
「はぁぅっ…やぁあんっ…！！！」
―――ドピュゥゥ……。
甘露で淫らな声を上げる幸に哉太は指を増やしながら中を解していき幸の処女孔を開通させていけば幸は再び達してしまったようだ。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「幸、ま～たイったの～。…もう、この早漏さんは～？ 我慢しないと～」
先ほどよりも薄い精液と共にずっしりと来る疲れもあるが…それ以前に幸は哉太と共に達してしまいたいのだ。
―それが彼の切なる願い。
「か…なた…さん。…早くぅ…挿入れてぇ。…お願い…だから？」
幸の誘惑させるような可愛らしいおねだりに哉太は我慢するように顔を顰めたかと思えば、レザーパンツからで大きくて卑猥な太い自身を取り出した。
―今日のビキニは赤をベースにした黒い模様が入ったビキニであった。怒張させている自身にコンドームを嵌めていく姿に幸は顔を真っ赤にしてポツリと呟く。
「今から哉太さんの…おっきい奴が入ると思うと、怖いけど…嬉しい」
「……もう、幸ってば」
またまた誘惑させるような天然な幸に哉太は我慢の限界であった。ローションを十分に垂らし、ゴムを嵌めて挿入しようとした…その時。
―――ガチャガチャ。…ガチャ。
「お～い、誰だ～？」
「……！」
「勝手に中に入って閉めたのは～？」
その聞き覚えのある声に幸は途端に顔を青ざめ、小声で呟いた。
「……センセーだ」
幸の顔がみるみるうちに青ざめていく姿に、哉太は笑いながら余裕な表情を見せる。なぜそんな表情が出来るのかが分からない幸は、彼に小声で危機感を覚えさせるように囁くのだが…。
「なんでそんな余裕そうなんだよ…やばいぞ。これ」
「うん…確かにヤバいね…。俺、もうはちきれそうで―」
「そういった意味じゃない！ どうする？」
だが哉太の論点はずれている。今は性にしか興味が無いらしい。
「どうするもなにも、幸がエロくて可愛い誘い方されたから、俺どうにかなっちゃいそうで―」
「だから！！！」
「そこに誰か居るな、まったく。……入るぞ」
「……ヤバい！」
慌てて布団で自身を隠そうとする幸に、哉太は笑みを零しながら両手で１回手を叩いたのだ。
―破裂するような音を響かせて。
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