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【閑話休題】不幸ヤンキー、”狼”がリベンジする。《後編》
「はぁ…あぅ…か…なたさん。出してごめん…。だから、俺も…ヤる」
かなり顔を赤くする幸に哉太は幸の欲望を拭き取ってまた笑う。
「いいよこれぐらい。幸が早漏なんて知って―」
「俺も…ヤる」
すると幸が突然、哉太を押し倒しキスをしてから、哉太が普段から履いているレザーパンツのホックを外して脱がした。
「…さち?」
ビキニ越しから分かる哉太自身の怒張したブツを幸は舌を這わせてみる。
―――チュゥ…チロ…チロ…。
「かな…たさんの…おおきい…」
初めは赤ん坊のように吸うことしか出来ずにいるが今度は舌で揉みしだくように頑張ると、哉太自身をさらにそそり立たせることが出来た。初めてなのでよく分からないがその気になった自分に幸は酔う。
―だが哉太はもともと勃起もしていたのもあるが、それよりも…。
「…幸にフェラされんの…やば。…写真撮りたい。…一生のおかずにしたい」
「…うっせぇ、バカ」
「あは。…初々しいね」
息を耐えさせること無く幸はビキニを完全に脱がした。そして下手くそな口淫を続行する。
鏡と相まって繰り広げられる幸の行動に哉太は射精したい気持ちもある。だが彼は男だ。男のプライドがある。…しかしそれを魔性になってしまった可愛らしいヤンキーがしゃぶりっては甘い言葉を添えるのだ。
「かなたさんの…おっきい…。俺のじゃ比べもんになん…ない…な」
―――チュゥ…。ちゅぱぁ…。
「かなたさんを、食べてあげる…から」
卑猥な言葉を自然と用いる幸に哉太は戸惑いと共に悦に浸る。自分しか知らない幸に出会えた気がして、特別な気持ちを抱いた。だがそれに伴って心配にもなる。
「…さち、そんなに無理しないでよ」
「ぜってぇシてやる…んんぅ…」
幸が哉太自身を咥えて喉の奥まで挿れようとする。その淫らな行為に哉太は激しい興奮を持ってしまったのだ。だから悪気はありつつも幸の頭を両手で抑え、上下に揺さぶらせて口淫をさせ飲ませようと画策してしまう。そんな大人げない自分に落胆もするが、今はそれどころでは無かった。今の状況を愉しみたい気持ちが勝るのだ。だが幸は驚いて目線だけ哉太を見る。
―しかし彼も悦に浸るような視線を孕ませたのは…哉太の気のせいだろうか?
「んんぅっ…んぅぅっ!!!」
「さち…、やっぱり、俺の…飲んで?」
―――ジュウップゥ…ジュプゥ…!
「ふぅん…んんぅ!?」
「俺の…みるく…飲んでっ?」
哉太が珍しく早くに射精をし口内に受け止める幸。だが初めてのはずなのに不思議とそこまで辛くもなかった。
「ゴホっ…コホ…コホ…」
少々咳き込んでしまうが、哉太が自身を幸の小さな口から外し彼の背中を擦ると…彼は少し笑っていたのである。それを哉太が不思議に思った。
「なんで幸、笑ってんの?」
「あはは…なんかさ、なんでだろうな」
「…俺、酷いことしちゃったのに」
すると幸は哉太にキスをしたのだ。哉太の精液を含ませて。
―――チュゥ…。
自分の精液で普通であれば吐き出してしまうが、愛しい幸に口移しされれればそこまで嫌悪感を感じない。そんな哉太に幸は恥ずかしそうに抱きついて一言。
「…俺の初めて、哉太さんにあげちゃった」
哉太の理性と言う名の糸が切れた。
青年が脇腹に大きな”狼”の入れ墨を入れた男に背面で犯されていた。だが色黒の青年は泣き出してはいるが、自分と対照的な色白の大男に挿入されているのに…逃げもせずに行為を受け止めている。
―青年は認めたくはないが、この状況を愉しんでいるのだ。鏡に映る自分の淫らな自身を見ても。
「ふぁっ…かな…たさん、今日、早いよ。射精すんの」
ローションで塗りたくられて滑りの良い幸の後穴に哉太の大きく、そして長いブツがピストンを交えて射精をする。そんな余裕の無い哉太に幸が尋ねれば哉太は笑う。
「さち…ずるいよ?」
「な…にが?」
「本当は…俺、もっとカッコよく耳攻め…して、さちとヤりたいのに?」
―――パンッパンッパンッ!!!
―――ズチュゥ…ズチュゥ…ズチュ!
「うぁぁっ…あぁうっ!!!」
激しく揺さぶられ幸も射精をしてしまう。これで何度目だろうか。両者息を荒げては獣のような性行為をする。だがそれでも変態狼は無垢であった青年の耳を攻め立てるのだ。
「でも…幸が、こんなに可愛くて…可愛い淫乱ちゃんになったんだから…。俺が責任持たないと…ね」
「あぅ…あっ…イクぅ…!」
―――ドピュゥゥ…。
幸も幾度も達すると涙ながら喘ぎながらも、自身を追い込む哉太へ問い掛けるのだ。
「俺…その…、インラン、になっちゃ…だめ?」
「さち…っ」
「…おかしい?」
少し様子を伺う幸に哉太は深いキスをする。訳も分からぬと言う様子の幸に哉太は笑みを深め断言するのだ。
「おかしくないよ。…俺が一生可愛がってあげる」
「うん…」
そして性行為は朝まで続いた。
結果報告。
鏡部屋だと哉太は興奮して理性が飛んで野獣となり、幸は恥ずかしさのあまりに理性が吹っ飛んでド淫乱になってしまった。そして、行為後にはその恥ずかしさのあまり、幸が布団に潜ってしまうのでほどほどになりましたとさ。
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