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ユリネ(3)
私は目を覚ました。時間は日付がかわった頃だった。
「どうしてこんな事…」
ユリエルはなにか考え事をし、決心した顔になった。
「ユリネ!、あなたが家を出ていく時、私も連れて行ってほしいの」
ワタシは何言ってるのかわからない曖昧ななかでうんとだけ答えた。
それから私は学校に通うようになった。単位を取るためだ。前にあった嫌がらせは無くなっていた。そして卒業した。
「ユリネ!」
ユリエルが呼ぶ声がする。今日は旅立ちの日だ。空は真っ青に晴れており、すこし風が暖かい。
「ユリエル行こう」
「私はもうユリエルではありません。元の名のユリコと呼んで下さい」
「分かったよ」
そして二人であるきはじめたのだった
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