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ジャパンカップ予測その2
次に用意したデータは、ジャパンカップ出走予定馬(特別登録馬)の中で、JRA出走経験のある馬のデータを使用して、平均Time差と標準偏差を計算したものです。
平均Time差とは、各馬のレース毎の走破タイムが基準タイムよりも何秒速く走破したのかを示すもので、標準偏差は、そのバラツキを示します。平均Time差を比較した場合、イクイノックスが2.75秒で最速のようです。
上表の順位は、各馬の平均Time差を比較したものです。
私の持論ですが、平均とは一般的な能力を比較する指標で、調子が良ければ平均以上の値を出すことができると考えます。
但し、いくら調子が良くても限界値があり、正規分布を考えた場合、95%程度と考えます。
それ以上の能力値を発揮できるのは、運のレベルと考えた方が良いです。
このことを踏まえて、各馬の能力比較を行います。
最速のイクイノックスを基準に考えます。
イクイノックスが平均値で走った場合と95%の値で走った場合を考え、そのTimeが各馬にとって、どの程度の能力に相当するのか?
それを表にまとめました。
平均値が50%になるように計算されています。
この表から言えることは、次のとおりです。
各馬が平均値の能力で走れば、イクイノックスが1位で、ダノンベルーガが2位・・・となります。
次に、イクイノックスが平均値の能力で走った場合、その他の馬がこの値で走破するためには、ダノンベルーガが65.0%の能力、ドウデュースが70.7%の能力・・・を発揮しないといけません。
イクイノックスが95%の能力で走破すれば、ダノンベルーガが96.8%の能力、ドウデュースが95.3%の能力、リバティアイランドが99.9%の能力・・・を発揮しないといけません。
各馬の調子が良くても、95%程度の能力が限界と考えると、イクイノックスが95%の能力を発揮した場合、追いつける馬はいないと言えそうです。
イクイノックスが50%(平均値)の能力を発揮した場合、この時点で95%を超える能力発揮を必要とする馬は、買えないと考えるのが妥当でしょう。
表ではイクイノックスの50%能力と95%能力しか記載していませんが、もう少し細かく計算していくと、対抗馬や紐となる馬を予測することが出来ます。
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