異世界の出会い

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「人間ってあたしたちと変わらない姿をしてるんですね? あたし、ずっと人間に会いたかったんです!」  歩きながらアリッサは話しかけて来る。 「アリッサの人間好きは有名だからな」  アリッサ達は真帆の少し前を歩きながら話している。 「あ、あたしはアリッサ。で、そっちの茶髪くんはフレッド。よろしくお願いしま〜す」 「私は真帆です。よろしくお願いします」 「茶髪くんって……アリッサはこげ茶の髪に白い肌をしてるから、その白さは白玉団子……」 「バシ!」  アリッサはフレッドの肩を叩く。 「なんだよ! ほめてるんだって!」 「どこが!」  真帆は2人を見ながらクスクスと笑ってしまう。その様子にアリッサが気付く。 「あ〜、ほら。真帆さんに笑われてるじゃん!」 「仲良いんですね」 「良くないですよ! フレッドってば、意地悪ばっかり!」 「ごめんって。意地悪じゃないよ」 「2人はどういう関係なんですか?」 「ん〜。幼なじみかな」  アリッサが答える。 「家が近くだから、気付いたらお互い一緒にいることが多かったんですよ」  フレッドが付け加える。 「へ〜……良いですね。そういうの」 「まぁ、兄妹みたいなものですけどね」  アリッサがそう言うとアリッサを見ていたフレッドは視線を外した。 ――あれ? この2人って?
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