【二週間】

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「英美里……おまえブラつけてないのかよ……」 晃平が小さな声で私に呟きながら私にカーディガンを羽織らせた。 「え?だって私、まだ小学5年生だよ?」 「んな事、言ったって……もう立派に胸あるじゃん」 「へ?」 私は自分の胸元を見た。 確かに胸は少し膨らんでいるがブラをする程ではないかなぁ?と私は思った。 「……別に良くない?」 「良くない!!!」 「なんでよ?」 「俺が気にするから!!!!」 晃平は顔を真っ赤にしている。 「じゃ、どうするの?」 「今すぐブラを買いに行こう!」 晃平は私の手を引っ張りファミリーレストランを出ると、目の前にそびえ立つデパートへと入って行った。
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