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山頂まで到着すると昔からある、お城がそびえ立っていた。
そこで車が停り、お父さんは、
「降りろ」
と私に命令した。
私が黙って降りると、お父さんは車を発車させ暗闇に消えた。
「え?何?嘘……」
私は本当に捨てられたの?
私は半泣きしながら途方に暮れていると、突然、
「若!!探しましたぞ!……若?なにゆえそのような身なりを?」
城の門が開き、袴姿の……お侍さんが出てきて私に問い掛けた。
「は、はい?」
私は突拍子もない出来事に面食らい、泣くのをやめた。
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