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「美味しそう!いただきまーす!」佑菜の声を合図に皆が箸を取った。
駿介が明日の帰宅までのコースを説明し、佳佑がアドバイスを入れる。休憩ポイントのSAには紗弥加が車で先回りし、そこから駿介に代わって紗弥加がハーレーに乗る事になり佑菜が喜んだ。
食事が終わり、私はひとり部屋の露天風呂に入る。佑菜を誘ったが、明日の為に早く休むと早々に部屋に入ってしまった。
温泉なんて久しぶり…体を洗い湯船に浸かる。
入り口がカラカラと開いた。
「お邪魔するよ」
「来ると思っていたわ」
「露天風呂は一緒に入りたいと思ってね」
さっと体を洗って湯船に入ってきた。
並んで景色を眺める。
「佳佑、今日はありがとうずっと隣にいてくれて。駿介に図られた気がするけど。気持ちの何処かに残っていた蟠りが落ちた気がする」
「よかったな、佑菜も言ってたけど、スッキリした顔してるよ。言い方は悪いが憑き物が落ちたような」
「憑き物ね、そうかも。佳佑に話したじゃない?彼に言われた言葉が呪いのようだったって。きっと呪いが解けたのね」
「では目覚めたお姫様、私とキスを…」
「もちろんよ?王子様…」
キスをして笑った。ずいぶん薹のたった王子様とお姫様ね。
「確かにな、おいで」腕の中に入り背中に首筋に佳佑の唇と背中に硬くなったカレを感じる。「…外よ?」
「でももう濡れてる…声我慢して」すでに彼の指は胸と蜜口を翻弄し蜜のついた指で雛尖を柔らかく前後に擦りはじめていた。
けいすけ…我慢できなくなる…ベッド行こ…
「露天風呂で、なんて男の夢だな」
「だーめ、避妊だってしないと」
「俺が怠ると思う?ちゃんと持ってるよ」
「もう!最初からその気なのね」
「でも一個しか持ってきてないから一回だけ。菜々美こっち向いて、自分で挿入っておいで」
向かい合って佳佑を跨ぎそぉっと腰を落とす。
「挿入ったな、少し動くぞ」お風呂のお湯がゆらゆらと揺れる。
「若い頃はただ突きまくったけど、年をとるとゆったりしたセックスが悦くなるな、菜々美気持ちいい?」
「うん、佳佑のカタチ…好き…っ」
「菜々美っ…ふたりで達こう」
星空の下ふたりは果て、顔を見合わせてはキスを繰り返した。
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