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リタイアした佳佑は毎日思いつくままに暮らしている。
今朝も居間から「菜々美どこー」と探す声が聞こえる。
「2階よー」
階段をタンタンタンとかけ上がってくる音がして私は捕まえられた
ありがとう佳佑、私を見つけてくれて。
愛しい夫の頬にキスをして抱きついた。
「ん?どうした?」
「佳佑大好き」
「もちろん知ってるよ…なぁ海見に行かないか?」
「良いわね、行くわ」
「たまには俺の後乗る?」
「乗る!」
抱きしめてくれる腕の中はあたたかい。
ずっと、ずっと ふたり でいよう。
〜Happily Ever After〜
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