長編小説作法②物語の型とストーリーメイクの鉄則。

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 どちらもこの目的を達成することで物語は終局を迎える。  しかし、すんなり実現するのは面白くない。そのため主人公を阻む障害や敵を出す。障害が人でない場合は、身体的なハンディや差別、自分の弱さなどが障害になる。  物語には主人公の目的を阻む要素は絶対不可欠。「闘争」「追跡」「脱出」「不当な要求」「難題」などを与える。主人公をとことん困らせ、悩ませ、葛藤させる要素がないと面白くならないですよね。  以下、わかりやすく略図を描いてみました。⬇️(掲載された図式をそのまま載せられないため) 7ae3525f-0b08-4f53-b5a0-d1e912e13246  なんだか見てるだけで面白いですね♫ 拙作のハニブラもこの略図に当てはめたら、目的が『人間になること』で任命者は『リリーさん』、協力者であり対象者は『白翔』でした。  主人公は何を求めているのか?  主人公が望みを叶えるのを、妨げているのは誰(なに)か?  主人公が望みを叶えた(または叶わなかった)場合、主人公はどうなるか?  ↑こういうのも、プロットの段階で細かく決めておくと楽かもしれません。  さて。次回はキャラクターについて書いていこうと思います。魅力的な主人公を作るために考えること、です。
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