真辻春妃のストーリーメイク術

魅力的な主人公を作るために考えること。

　物語を作る上で、こういうテーマで書こうと決まったら、まず主人公を誰(なに)にするかを考えますよね。性別とか年齢とか血液型、身長、体重、家族構成、交友関係、職業、持病や既往歴、……etc。

　それらを決めて、性格設定をざっくり考えたのちに、主人公ならではの魅力的な設定を足していく。突出した特徴や特技、変な癖とか体質とか。

　てなわけで、考えることを挙げていきます。が、これはあくまでキャラ立ての必要なエンタメ小説の場合です。純文学になるとキャラクターはあまり立てないのがお約束なようなので、要注意。
(追記：クリエイターさまからご指南いただきました。キャラ立てしないのではなく、文章がキャラを食ってしまうという特性があるようです)

　読む人を魅了する強い主人公。これはですね、たくさん有ります。一応、思いつく限りのことを全て挙げてみますが、自分でも正直なところ全部できている自信はないです（笑）←

　では書いていきます。

①能動的なキャラなのか、受動的なキャラなのか。自発的に動くのか、何かしらの理由が必要で、強制的に動くのか。積極的なのか消極的なのか。できるだけ人間くささを掘り下げて書く。

②ものの考え方。善とは何で悪とは何か。真面目か不真面目か。

③表向きの顔とは反対に裏の顔があったり？

④強い目的と欲求。