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見開きの見せゴマと呼ばれる左ページ上に、印象的な絵を持ってきたり、ページを捲ったタイミングで、縦にぶち抜きゴマを持ってくる。もしくは、見開き2ページを使って感動的なシーンを演出する……腕のある漫画家さんはコマ割りがとても巧みで、その技ひとつで物語へ引き込んでくれますよね。
けれど、小説はそうではない。絵ではなく、全て文章で表現するから難しい。圧倒的な語彙力と表現力が必要になると思います。
そう頭ではわかっていながらも、小説を書き始めたひと昔前までは、漫画のコマを割るように、それを文章で表現したら小説になる!と勘違いをして書いていました。
するとどうなるか。視覚情報を逐一文章で伝えるので、要らない情報が多くなり、とても多弁で間伸びした物語になる、というわけです。
今でもまだまだ、拙作はその傾向にあります。なので要らない台詞、動作はいっさいカットするように、一応は努めています。一応は……。
小説っていったい何なんだろう、どういうもの??
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