第11話「グロスターの夜」

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そしてその様子を見ていた男は動揺した様子で息を飲みながら…額の汗を拭っていたっ!!? ??「はぁ…はぁ…はぁ…心の声(何で?奴がまだ生きてるんだっ?)」 ??「心の声(あり得ないっ奴はまだ俺が9つの頃だってあの姿だったじゃないか?)」 ??「心の声(彼奴を最期に見たのは親父が警察署長を勤めてた時代の1992年っ!!?)」 ??「心の声(俺も還暦過ぎて…とうとう頭までおかしくなっちまったのか?)」 ??「心の声(きっと俺の見間違いだっ!!?じゃなきゃあの女が他の誰かとの間に作った子供だっ!!?)」 ??「心の声(そうだっ!!?そうに違いねぇっ!!?とっとにかく…早く家に帰ろうっ!!?)」男は心の中でそう呟くと足早に歩き始めたっ!!? そして震える手でタバコを口に加えるとカチッカチッとライターを付けようとするっ!!? ??「心の声(くそっ!!?手が震えて上手く火が付きやがらねぇ?)」 ??「心の声(こんな年になってこれじゃ死んだ親父に笑われちまうぜっ!?)」 ?「フフっ(笑)!!?おじぃいさんっ!!?どうしたの?こんなところで?」
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