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ティハノ二十四歳
ティハノのいた国はやっと負けを認めて相手国の不利な条件をのまされ戦争は終わった。
そしてティハノは落ち着き常連客もできた喫茶店を経営していた。
妹はまだ見つかっていなかった。今日も同志を探しに行って帰って来たガライアが妹の情報を伝える為喫茶店へと足を運んだ。
「いらっしゃいませ、ガライアお帰りなさい。今回はどうでしたか?」
ティハノはコーヒーを二杯入れ一つは砂糖3つとミルクたっぷりのカフェオレ。それを飲むのはガライアだ。
「お、悪いな」
「全くなんでそんな甘いもの飲めるんですの?」
そして、ガライアの守護精霊サヤはブラックコーヒー。
「うるさい、俺に言わせりゃお前こそそんな苦いものよく飲めるな」
「この深みが分からないなんてお子様ですわね」
ガライアが
「なんだと!」
と、プンスカしていたが無視してサヤは二人にお土産を出した。が先に情報を言わなければと話した。
「それでですねティハノ今回は、手がかりなしでしたわごめんなさい」
「そうですか・・・」
「代わりに美味しそうなお菓子を持って帰りましたわ。マドレーヌとかなんとか」
「美味しそうですね、ありがとうございますサヤ」
「うふふ喫茶店来たら出して下さいな。それでドリタには、はい。金平糖」
「まじか!サヤ、サンキュー!」
これだよこれと言っているドリタを睨みながら怒りを無視され、いじけていたガライアが復活して、ティハノにおかわりを頼んだ。
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