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「それもそうだな。秀、2人なのか?」
「いや、3人。岳斗と」
返事すると、雅爺ちゃんが『わしの家で勉強すればいい。なぁ、夏美』と言って、夏休みの間3人の祖父母の家で泊りがけの勉強が決まった。
夕食は毎回お祭り騒ぎだった。どの家も・・・。とくに週末は・・・。
家庭教師の親戚の人も休みの日には昼過ぎに来て教えてくれた。
だから成績は新学期の中間で結果が出て喜んだ。
時が流れ、俺達は3年に進級した。
この三年間、1位から3位はキープしたままで、余裕で大学進学は決まる。
3年のクラス発表を見て、2年間一緒じゃなかった大人しく控えめな女に俺は惹かれた。
同時に岳斗や優真も同じだったらしい。
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