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初恋
3年になるとそのまま進級する人、しない人にわかれる。
やりたい事を見つけ、他の短大や専門学校を希望する生徒もいるからだ。
だからクラスもそのように別れるわけで・・・。
隣の席の子熊谷めむと言うらしい。
「俺は泉秀、宜しく」
「わ、私は熊谷めむです」
「ここの大学に進むの?」
「あっ、はい。保育士になりたくて。」
でも、一般家庭だからきついので奨学金を受けているんだと言った。
「それにいつも成績が良いし、知ってました。
3人で入学から目立ってたから・・・
私達とは住む世界が違う人だから・・・。」
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