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職場体験 本番編
今日は僕にとって待ちに待った職場体験。
図書館に行くことになった僕らは、近場なので自転車で学校に集合することになった。
＊＊＊
「なんか、早く着いちゃったなー」
今、集合時間の30分前だ。
誰も居ない。
とりあえず僕は、次のテストのために単語帳を読むことにした。
だが、そんな時間は無かった。
「優吾もう来てたんだな」
と、呼ぶ声が聞こえた。
大司と奈緒だった。以前も言ったように2人は家の方向が同じだ。なので一緒にきたのだろう。なんて嬉しい光景なのだろう。
「うん。目が早く覚めちゃって」
これからみんなが来るまで30分、明らかに僕は居ない方が進展するのだろう。
「ちょっと、自主練でもしてくるよ」
と言って僕は体育館に向かった。
＊＊＊
10分だった頃だろうか。
高見さんが体育館にやってきた。高見さんは吹奏楽部だ。
「ごめん。何か居ない方がいいかなって思って、こっち来ちゃった」
「ほんと？僕もだよ。あの2人はいい感じだよね」
「...優吾くん。実は、2人に悪い噂があるの」
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