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大司は女子は嫌だとかいう、いわゆる女子嫌いだ。そんな大司に想いを寄せる人はあまりいないかもしれない。彼の特徴は顔がとても白くて顔立ちが整っていることだ。
奈緒はよく大司と喧嘩していた。なぜかいつも爆笑しながらしていたが。彼女は顔に出やすい人だから、大司は無いかと思っていた。
「大司って、女子嫌いだし、基本女子避けるじゃない。私はギリ避けられてないけど…。本当はどう思っているのか分かんないし…。優吾に相談するしかないかなって。叶わぬ恋だって事は分かってる。けど、諦めきれなくて。優吾。どうすればいいの。私は」
優吾からして大司も色々探るのが難しい。優吾としても頭を使う相談だ。
でも実は一時期2人は両想いかと思っていた。
「分かんないよ。もしかしたら大司君は奈緒ちゃんの事好きだったかもって僕は思ってる。これからゆっくり相談に乗るよ」
でも昔の話。今は分からない。
「だったかぁ。私、3年前から好きなの。つまり、5年生の頃から」
「うん。わかった。もう僕も部活に行かなきゃいけないから、また明日ゆっくり相談に乗るよ」
「うん…」
明日の昼休みの予約を奈緒は取って行った。
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