26.Epilogue

1/1
前へ
/27ページ
次へ

26.Epilogue

 〈幽冥の聖騎士〉は、どこからか、この邂逅を見つめていた。一人の少年を迎えに来るもう一人の彼と、それに付いてきている人影。それが誰か分かったとき、〈幽冥の聖騎士〉は少し笑った。 「やっぱり君はやってくれると思っていたよ。  ――ありがとう。」  その呟きを聞いた者は、誰一人として居ない。  【完】
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

32人が本棚に入れています
本棚に追加