プロローグ

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高校生になった私は生活費を稼ぐためにスーパーでバイトを始め、悲劇が起きる。 「ら、らいくん!!」 仕事が終わるのを店の外で待っていた彼はバイクに轢かれ、血まみれになった。 父子家庭による育児放棄で起きた事故として警察に片付けられ、男の子は祖父母に引き取られ、音信不通に。 私の事を慕ってくれた男の子に、私は一生残る傷を負わせてしまった。 血の繋がりのない赤の他人同士の馴れ合い。 大怪我を負った彼に会いにも行けず、看護もリハビリにも付き合えなかった。 「咲良、ずっと会いたかった!!」 「ら、らいくん!?」 高校卒業後、東京に上京し、パソコン系の専門学校を出た私はサブスク系ベンチャー企業に就職した。 そこで、私は2度と会う事は無いと思ってた男の子と再会を果たす。
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