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まさかあの大事故で、頼翔君が生殖機能を失ったとは思わなかった。
頼翔君にはかなり精神的に病んでいた。
背中の傷を見た恋人に拒絶された経験があるのかもしれない。
眉目秀麗で高スペックなステータスを持っているのに、男性機能は終わっていた。
『咲良が側にいてくれたらそれだけでいい』
私を側に置いてるのは、大事故に合うきっかけとなった私に出しての復讐なのかもしれない。
古傷を舐めさせるのは、私に責任を自覚させるためかもしれない。
頼翔君の闇は深過ぎた。
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