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飲み会
『京都駅のスターライトビル5階にある創作居酒屋の ほへと ね。18時半に予約してるから』
初めて部署内の飲み会に誘われた。
会社の方針で原則週2は出社する事になっているけど、CEOの権限で私は出社していない。
初日だけ挨拶を兼ねて出社するも、後は在宅勤務Only。
同僚はみんな親切で優しい。
何かと気にかけてくれて、助けられてる。
『鳴瀬CEOに怒られない?』
「大丈夫です。9時迄に帰れば大丈夫です」
頼翔君は名古屋出張で10時過ぎに帰ってくる予定で、夜ご飯の仕度をして向えば問題ない。
居酒屋はマンションから徒歩10分の場所にあるから、時間はある。
18時に仕事を終え、ささみともやしときゅうりのナムルと野菜の肉巻きに、ワカメと絹豆腐のお味噌汁を急いで作る。
「浜宮さん、お疲れ様!!」
「お疲れ様です!!」
部署のメンバー15人全員が参加。
新鮮なお刺身にさくさくの天ぷら、鳥の唐揚げに焼き鳥、ふわふわのだし巻き卵とおでん。料理が次々と机の上に並ぶ。
「鳴瀬CEOと浜宮さん、どういう関係なんですか?恋人同士ではなんですよね」
「はい、鳴瀬CEOは弟みたいな存在です。私が作る料理が好きで、家政婦として仕えさせて頂いてるんです」
「どこで知り合ったの?」
「えっと……」
返答に困る。頼翔君の過去を私が勝手に仕事関係の人に話すべきではない。
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