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忘年会
『浜宮さん、忘年会どうする?12月10日を予定してるんだけど、鳴瀬CEO許してくれないよね』
「ですね」
同じ部署で働く同僚なのもあり除け者にしたらいけないと、声はかけて貰える。
『鳴瀬CEO同伴だったら許して貰えないかな?飲み代タダになるし、イケメンを拝みながら飲みたい!!』
前回の飲み会、私が帰った後、頼翔君の計らいで豪華な料理が運ばれ、かなり歓喜が湧いたらしい。
「……鳴瀬CEOに相談してみます」
内臓疾患がある頼翔君はアルコールは飲まない。
接待は基本的にC7の誰かにお願いしていて、外食はしない。
食事に関しては特に指導はされてないらしいけれど、体に良さそうな献立にするようにしてる。
「忘年会、俺同伴ならいいよ」
まさかのOKが出た。
Section Chief課長職の野木さんに伝えたら、頼翔君が支払ってくれると想定し、1万円以上のコースを予約した。
「鳴瀬CEO、お疲れ様です!!」
「咲良の付添だから無礼講でいい。咲良に良くしてくれて感謝してる」
居酒屋ではなく料亭を抑えていて、豪華なコース料理に舌鼓を打つ。
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