越えた一線

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「一生に一度かもしれないこの性欲。咲良は直に受け止めてくれるよね?」 避妊具を着ける気はなく、そのまま挿入しようとしている。 「……さすがに、弟みたいに思っていた相手の子供を妊娠するのは」 「俺は咲良を姉だと思った事は1度もない。初めて会ったその時から咲良に欲情していた」 小学1年でそんな感情抱いていたら危ないマセガキだ。 父子家庭で頼翔君が母親を求めて慕ってくれてると思っていたら、そういう目で見ていたと知り、興醒めする。 「咲良は俺と結婚して家族になって、子供を産んで、俺たちが経験でなかなかった幸せをこれから築くの」 頼翔くんが私の腰を掴み、獰猛な猛りを秘裂にひとつきで挿し入れ、犯していく。 体が引き裂かれそうな痛みと強い異物感。 恐怖で蜜が止まり、痛みしかない。 「……ウッ」 頼翔くんが色っぽい表情を浮かべた途端に胎内が温かくなり、圧迫感から解放された。 カップラーメンが出来上がるより早い時間。 「……頼翔君、もう気が済んだでしょ?初めて同士だし、今日はもう辞めよう!!」 シーツに薄い血がついてる。 圧迫感はなくても早く繋がりを解いて欲しい。 「嫌だ。今日はオールナイトで咲良を犯し続ける。咲良にだけは反応するとはわかってたけど、こんなに気持ちいとは思わなかった。この歳になって初めての経験。辞められない」
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