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「はあ……」
オレが川原をうろうろしてると、そこに一匹の熊が現れた。
「げ!」
熊はオレを見るなり猛スピードでこちらに向かってきた。
「うわあーっ!!」
そして、抱きついた。
「ひいぃーっ! 助けてくれえぇーっ! 誰かあぁーっ!」
食い殺される!
そう思った。
だが、一向に食らいつく様子はなかった。
舌でなめたりはするのだが、かぶりつくようなことはしない。
ハァハァという暖かい吐息が、オレの首あたりにかかってくる。
まさか……
オレに発情してるのだろうか。
勘弁してくれ! メス熊になんか犯されたくねえ!
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