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安らぎ
長岡美音が母親の見舞いに来た際、見舞いが終わるとわざわざ部屋に来てくれるようになった。それからお互いによく話すようになった。不思議なことに、自分でも気持ちがとても安らいでいくのを感じる。
入院生活。復職に向けた院内のプログラム参加。プログラムと言ってもスクラッチアートや塗り絵、切り絵や貼り絵などから好きなことをしたり、時には体育館で卓球やバドミントンやバスケットボールをしたりと、そんか感じだった。まるで童心に戻ったようにそれらを楽しみながらも、けれどもそこでは満たされない気持ちもあった。
しかし長岡美音は気持ちを満たしてくれた。一緒にいると安心する、不思議な事に。
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