デート

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デート

翌日、ピンポーンとチャイムを鳴らした。 「はい。どちら様?」 「泉秀と言います。めむさんとお付き合いさせていただいてます」 出て来たお母さんに挨拶した。 「本当に、うちのような娘でいいの? 主人が泉さんの会社は大企業だって言ってたけど・・・」 「あっ、はい。祖母も母も、一般家庭の育ちですし。 何の問題もありません」 ハッキリと告げた。 用意が出来たらしいめむと家を後にした。 付き合えてから、めむと呼ぶようになった。 「お母さん、なんか、言ってた?」 「心配なんだと思う。でも、ちゃんと言っておいたから大丈夫だよ」 映画館に向かう間にお母さんとのやり取りを心配してらしく話すから教えた。
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