幼き記憶

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_____ ドクン、ドクン…… _____ 「ハイドラも楽しめる遊びってなんだろうなあ〜」 「ぼ、ぼくのことは気にしなくていいよ…」 「そんなわけにはいかないだろ!皆で遊ばなくちゃ楽しくねーって」 (二人は本当に優しいなぁ…大好きだ) 自分の事を想っていつも優しく接してくれるポセイラとルステル。 父から与えられた使命のおかげで、他の兄弟や天使たちにまで疎まれているハイドラが捻れずにいたのは二人の存在があったからだった。 こんな日々がずっと続けば良いのに、と。 ポツリと聞こえない声で零した。
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